今回はスズキDR−Z125でオープンエンデューロに出場したいというお客様の要望があり、レ−サ−のDR-Z125に保安部品取り付けの様子を紹介いたします!
スズキ DR−Z125 1台(できるだけ採れたての新鮮なもの)
パノラムメータ(ROUGH&ROAD)
ヘッドライト(アチェルビスDHH−2)
パワーフレックスウインカー(ROUGH&ROAD)
MOTOLEDエッジテールランプホルダー(DRC)
MOTOLEDエッジプラステックホルダー(DRC)
バックミラー左右(ROUGH&ROAD ラリー690)
ブレーキプレッシャースイッチ、バンジョウタイプ(DRC)
リレーアッシ、ターンシグナル(TS200R流用)
コンデンサ(〃)
ディマースイッチ(〃)
ブラケットホルダX2(〃)
レクチュファイヤー、レギュレータ(XR250R流用)
ステータ(コイル巻きなおし加工)
ブレーキフルード(WAKO’S BF-4)
エンジンオイル
工具
ハンドナッター
今回何といっても最大の目玉は電力の確保です。
発電力を持たないモトクロッサーに如何に安定電力を作り出すかが最大のテーマ!腕の見せ所です。
作業を行うに当たってDR−Z125についていろいろ調べてみました。当初エンジンが基本的にジェベルと同じだからジェベルのコイルがポン付けできると耳にしジェベル200を引っ張ってきてばらして比べたところ、”こんなんつくわけない!全く違う!ましてジェベルはセル付だからケースから違うからつくわけな〜い”全くのデタラメ!誤報でした。SX125のエンジンが正解でした。”SXさがさにゃあいけんのん?このジェベルどうするん?”ジェベルのコイルをみながら悩んでいると”これDRZにくらべてめちゃフライホイール重いねぇ。SXのつけてもかなりレスポンスも出力もおちるんじゃない?”これじゃあせっかくのレーサーが台無しです。
う〜んどうする?
結局DRZのコイルをみながら悩んでいると”これひょっとして巻きなおせるんじゃない?"とすばらしい発見!これなら出力の元のままだし問題なし!すんなり解決です。よかったよかった。
そうと決まればどんどんいきますよ〜!
まずレギュレターはコンデンサーが別体のXRのレーサーのものを流用しました。右の首元がベストポジションだったのでハンドナッターできれいに取り付けしました。
コンデンサ、ディマースイッチ、ウインカーリレー、電子ホーンなどはTS200Rの中古部品が倉庫に転がっていたのでこれを流用しました。
ブレーキスイッチはフロントはDRCのものを、リヤはドラムなのでその辺に転がっていたカブか何かのスイッチを使って自作しました。(これがまたなかなかの仕上がり!)
問題のメインハーネスは完全に自作!コードの色もばっちり合わせて配線図まで描きました。(フリーハンドで!)
テールランプ、ウインカー、ヘッドライトなどはそれぞれ持ち主の希望にあわせました。なるべくLEDのものを使って消費電力を減らしてやるのがいいです。ヘッドライトも35Wぐらいがちょうどいいみたいです。
とうとう完成です。
今までのモトクロッサーは2stが主流だったので混合ガスというネックがありましたが、DR−Z125は4stなのでその辺を気にしなくていいし、車体は軽いし足回りも市販モデルに比べていいので、これなら町も山もコースもこの1台でばっちりです!
オーナーも大満足!しょっちゅう山にいってるみたいなので見かけたら声をかけてあげてください!
じゃあまた!